最近カラーコンタクトによるトラブルが増えています。
カラーコンタクトは他クリアーなコンタクトに比べ、
角膜障害は2.9~7.7倍高いといわれています。

この原因としてとして、色素の目への影響があげられます。
色素の存在部位は、レンズ表面のものが多く、粗悪な製品では、色素がレンズ素材に包み込まれていず、漏出し、綿棒でレンズの表面をこすると、色落ちするようなものもみられます。
また、色素がレンズ表面近くにあり、凹凸を生じており、この凹凸に細菌や汚れの付着が生じ、角膜感染症やびらんを起こすことも。
色素の成分は、チタンや鉄など金属成分で、金属によるアレルギー性結膜炎を生じたり、角膜上皮傷害の原因となることも。
着色部の多い瞳の色を変える瞳孔係4mmのレンズでは、高次収差の増加、コントラスト感度の低下など、眼精疲労を引き起こすことも。

このようにカラーコンタクトレンズの材質敵構造的な問題に加え、
レンズケアーに問題がある場合があります。
アンケート調査では、クリアーなレンズの購入場所は、眼科や専門店が多いのに対し、カラコンはネットやドラッグストアー。眼科定期検査の頻度はクリアーレンズ>カラコン。正しいレンズケアーをしている頻度はクリアーレンズ>カラコンでした。
カラーコンタクトレンズ装用者のトラブルを減らすためには、眼科での定期検査、正しい指導を受け、品質のよいレンズを選ぶことが大切です。
カラコンによる角膜びらん
雑貨店で購入したカラコンで発生。医師の検査なし。 ケアの説明も受けていない。

細菌による角膜潰瘍